一人旅日記(静岡&山梨)

久々に一人旅に出かけた。今回は2泊、静岡と山梨へと出かけた。

一軒目は静岡県掛川市の旅館 梅木屋に宿泊。ここは街中にある小さな旅館。夕方に窓を開けて畳の上でうたたねしていると、外から住人達の声や生活音が聞こえてくる。過去へとタイムスリップしたような気になる。

掛川はお気に入りの街。駅から徒歩圏内に繁華街がある。チェーン系の居酒屋は駅前に少しあるだけで、後は地元の小さな居酒屋がメイン。今まで何度か訪問しているが、飲み屋でハズレが無く、どこも美味しい。静岡市や浜松市に泊まるくらいなら、少し無理しても掛川へ宿を取る。しかも、掛川には「開運」と言ううまい地酒もある。

日が暮れそうなころに起きて食事に出かける。「ちっち」と言う小さな居酒屋。開店早々みたいで先客はゼロ。一人でビールとつまみを頂いていると常連と思しきお爺さん?オジサン?くらいの人が入ってくる。何だかやたら女将さんに感謝を表してて、多分この人はこの居酒屋が大切なんだろうな、と感じた。俺も気持ち分かるぞ、と心の中で激しく同意。その後、宿に帰り風呂に入って就寝。

翌日は山梨は塩山温泉にある宏地荘に宿泊。ここは塩山温泉 宏池荘にひとり泊(18) – 温泉好きのお湯を見て宿を決めた。内風呂への入り口にはおばあさんが常駐してて、分からないことはこの人に聞くと教えてくれる。ホテルで言うところのコンシェルジュ。

お風呂は水風呂が併設してあって、そちらが源泉とのこと。水風呂と交互に入ったりしながら楽しむ。

近くの居酒屋「しおかわ」へ行く。地元のお客さんの会話で「ムジン」と言う言葉をよく聞くので何だろうと調べたら山梨独特の風習で「無尽」もしくは「無尽会」があり、定期的に会合や飲み会を開くことらしい。

昼間、鈍行列車で移動し、夕方にこじんまりした旅館(和室、出来れば風呂は温泉が良い)に宿泊、夜に近場の居酒屋で飲む、と言うのが俺にとっての最高の旅。