寂れた居酒屋で飲むのが好きだ。もはやライフワークみたいになってる。そこはいつも別世界。
今回も「独りで静かに飲むのが好きだ」と大騒ぎして店員やお客のオバサンに迷惑をかけている爺さんを横目で見ながら独り飲みしてた。若い時ほど酒も肴も飲めないので会計して2,000円行かない、映画で2時間潰すか飲みに行くか迷えるレベル。
twitterとかインスタに上げる人も多いけど、やっぱり俺はその世界に浸りたいし、せっかく別世界に行っているのに現世のことを思い出さなくてもいいじゃないか、とスマホは鞄にしまったままにする。行く場所が最初から決まっている場合はそもそも持っていかない。
ただ、他の人が上げている写真はよく見てる。次はどこに行こうかなと探すときの資料としてる。みんなホントに良いとこ知ってるよな。ただ、店の中の写真はほとんど上がっていないので、やはりそこは別世界のまま。
鉄道で国内を移動しながら、飲み屋をのんびり巡るような余生を過ごしたい。普通列車で移動して、鄙びた駅前旅館に泊まり、寂れた居酒屋やバーへ行く。
何だかそういう場所で独り飲んでいると、自分と言うものが消えていき、世界に溶け込んでいくような気がする。それがとても気持ちいい。