歳を取る自分に苦戦中

色々なところで優越感ゲームが今も繰り広げられている。友人、同僚、家族の間でどちらが上かを競うゲーム。一瞬の優越感、万能感を得るために会話は空気を読み、知識と経験を競い、ブランド物を所持する。

それから降りることを宣言する、その戦場から撤退すると言うのはつまり、その戦場では竹やり以下の武器しか持たないと馬鹿にされること。撤退と言いながら逆から見れば最低の武器も持たないヤツと言う判断をされる。

若者は将来と言う不確実性が夢になる。10年後の若者はおそらく10年前とは全く違う。しかし、オッサンの10年後はおそらく、今と同一の立場ならまだマシで、多分沈没しかけだろう。

俺はいつもここで書いているのだが、これからは失っていくばかりと言う将来に対して、どうやって心の折り合いをつけるかで苦戦してる。

元々何も得ていなくて、実は手に持っているものが変わっているだけ。そう思うと気も楽になるのだが、気が楽になると言うことはつまり、緊張感のない諦めの人生のような気がする。