光学迷彩な人

Aさんは存在そのものが虚無で、私はその虚無へ毎回自分の何かをひたすら放り込む、という作業をしていた。この、存在自体が「虚無」という人がたまにいる。物質的には人の形をしているけれど中身がまったくなく、その人の生の実態はほとんどなく、他人の名声、知人の人脈などに寄生して、そこからエネルギーを得、それをまた別の人に寄生するためのエネルギーにする。つまり本人はエネルギーの転換機能として存在しているだけでその人の生命の本質を見ることはない。そんな寄生人が話すのをよく聞いていると中身がまったくないにも関わらず、周囲の人は驚くほどそれに気づいてないことが多い。人の姿をした得体の知れない化け物が座っていて、周りの人間が「わぁ!すごいですね!」と褒め称える、という光景がたまに展開されている。

駄文にゅうす経由にて。うわぁ、いるいるこういう人。光学迷彩を着てるみたいに、一方から入った情報をそのまま透過させて反対側へ出力してるだけで、それがその人すべてを構成しているような人。こういう人って確かにエネルギー吸収されるんだよね。俺的にはドラゴンボールに出てくる人造人間19号と20号をイメージするね。他人のエネルギーを自分のものにしてる。

でもある意味こういう人って今の時代だからこそ出てきたのかも知れない。何も生み出さない、情報を右から左に動かすだけで生きていける。俺の場合は上司がそうだったけど、結局何もしないことが会社のほぼ全員にバレて、誰も情報を入力しなくなった。そうなると出力も出来なくなるわけで、ほぼ機能停止状態。過去に何らかの経験とかノウハウを貯め込んでおけばそれを活用できる場もあったろうに。

P.S.別件ですが…先日メールフォームからURLとパスワード送っていただきました某お方へ、ちゃんと見てますよ!