壮絶なうつ病との闘いの記録。周りの無理解で追い込まれているように見えるものの、周りの人たちをあまり責める気にもならない。多分、この人の周りの人は一般的に善良と呼ばれる人たちだから。
誰かを助けることが自分の助けになる。自分が幸せになりたかったら誰かを幸せにする。これって人間だけの感覚なんだろうか。と言うか、それが生物にとっての究極の生存戦略なのだろうか。
年を取れば取るほど、自分から能動的に人とかかわっていかなくちゃいけない。子供は大人から常に気にかけられている。若者は年配の人からそこそこ気にかけられてる。でも年齢を重ねるにつれ、もう誰も年寄りのことを気にかけない。実はそれが大人になることだと気がついた。
だれかからの意図や善意を期待しない。自分のことは自分でやる。だけど自分の周りの人については気に掛けてあげる。常に気持ちをインプットされるのではなく、アウトプットしていく必要がある。
そういう人になりたい。