ネットでの評判が凄く良いので観てきた。正直、ネットで言われているほどではなかった。この監督の映画は「わたしは、ダニエル・ブレイク」も観たけど、ハートフルな映画かと思ったら思いっきり社会派な映画で予想外だった覚えがある。俺としてはあんまり社会派的な映画は説教臭い感じてダメだ。
この「家族を想うとき」は「わたしは、ダニエル・ブレイグ」に比べると全然説教臭くないし、淡々と家族のシーンが続いていくのだけれど不思議と間延びした感じも無く、あっと言う間に上映時間が過ぎた。
ラストシーンだけはちょっと参った。主人公の親父の気持ちが凄く流れ込んできた。俺にも同じ父親として流れ込んできた。世のお父さんってああいう想いを持って仕事してるってことを奥さんとか子供は分かって欲しいなあ。
あと、主人公が一日14時間労働って言ってて、朝8時に仕事開始したとして夜10時か、俺も昔はそれ以上働いていたよな、とか思ったり。
一応、今年も映画はこれで見納めかな。結構今年は映画を観たような気がする。