たまたま立ち寄った本屋で内田樹フェアやってて、立ち読みしてたら面白くて止まらなくなって、買ってしまった。内田樹センセイはブログ「内田樹の研究室」で名前は知ってて、面白い記事をちょくちょく書いてるけど文章が基本的に長すぎるなあ、いかにも大学のセンセイらしいや、ってくらいの印象。
ちなみにその本屋は内田樹フェアの他にtwitter特集もしてて、絶対ここの店員はブログやってんな、と思った。
それはそうと、この本ではなぜ児童や学生で勉強や就職に否定的な人間が増えているのか?と言うことを解き明かしている。彼らは生まれながらに「消費者」として教育されてきており、各場面(教育や就職の時に)で「消費者」としての立場を明言し、無意識のうちに交渉を優位に持ってこようとしている、と言う話。
昔、読んだ本でアメリカでも子供が「消費者」として教育されて問題だ、と言うのがあったが、日本のそれはあきらかに性質が変わってる。
今までの下流社会関係の本だと、その状況の説明などに大半を割かれているけどこの本はあくまで思考形態の話となっている。そういうのが新鮮で、久々にとっても面白い本だった。これで550円は絶対安いと思う。
もう読み終わって1週間くらい経っているのだけれど、この本から今、思い出すのは「時間」と「ビジネスを支えているのは人間」ってことで、それは俺に取って新たな視点になってる。この本を読んで引き出せることはとても多かった。とりあえず、書店や図書館で流し読みだけでも是非して欲しい。